マンション屋上のウレタン防水工事
以前から、様々な工事をさせていただいているオーナー様から、持ち物件の屋上ウレタン防水工事を受注しました。
経年劣化により、立ち上がりのシートはボロボロになり、平場部分も大きめのクラックが目立つ状態でした。
先ずは不良部位を除去して、下地の状態を整えていきます。
次にクラックや入隅をコーキング材で補填していきます。
防水工事では、立ち上がり部や役物周りを先に仕上げ、平場は後から施工すると効率的なので、先ずは立ち上がり部を仕上げまで進めます。工程的には、下地処理〜下塗り(カチオン)〜プライマー塗布〜主材1回目・2回目〜上塗り。で完了となります。
立ち上がり部が仕上がったら、次は平場の作業に移ります。クラックのコーキング処理〜下地の凹凸部を平にして、更に上から使用する防水塗料との密着をよくする為に、カチオンフィーラーをコテで塗布します。
カチオンで下地を作り終えたら、実際の防水層になるウレタン防水を、下地にしっかり密着させる為に、プライマーという接着剤の役割がある下塗り材を塗布します。
プライマーが完全に乾燥したら、ウレタン防水材を均一に塗布する為に、墨つぼを使ってマス目を作ります。規定では防水材1缶あたり、14平米前後の使用料になりますので、作ったマス目の中に材料を配り、コテ・ローラーを用いて均一に塗布していきます。
ウレタン防水は基本2回塗りなので、1層目が乾燥したら、再度マス目を作り2層目の防水を行います。
2回目の防水層が完全に乾いたら、防水層にはタック(防水用語では表面のベタつきの事をタックと言います)があるので上塗り材を塗布していきます。
上塗りが終わったら完成です。今回の工事では、広い屋上の一部分のみの工事でしたので、周りの状況・既存の下地を勘案して、脱気筒の設置は行いませんでした。
また、ウレタン防水には、通気緩衝工法という、下地の状況が特に酷く、水分を多く含んで
いると思われる場合に適した工法もあります。
状況により、かかる費用も工期も大きく変わってきますので、早めのお手入れが重要です。
弊社では、培ってきた技術と知識を最大限に活かして、現場に合った最善の方法をお客様にご提案しております!
株式会社多田塗装
住所:埼玉県所沢市山口1999-3
電話番号:090-5995-9495
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